森林・砕石資源調査

日本の森林率は国土の67%と高く、世界有数の森林大国といわれています。戦後に植林された人工林は成熟期を迎え、今まさに収穫のときを迎えています。また、山間部には多くの採石場や土取場があります。
これら山間部の資源量を正確に把握することは、林業をはじめとする経営に役立ち、中山間地域の経済に貢献することができます。
これまでの森林資源調査では、調査員が森林内を散策し、簡易な方法で樹高や樹径を計測してきました。この方法では時間がかかる上に誤差が大きく、広大な森林内で位置を特定することもできません。
ドローンレーザ測量を応用すれば、樹木の頂点と地表面の点群データを取得することができ、差し引きすれば樹高を把握することができます。樹木のない採石場や土取場では、ドローン写真測量が有効です。
特徴・メリット
資源調査時間を大幅に短縮
森林は広大で、森林内を歩いて調査する方法では膨大な時間を必要とします。採石場では採取した範囲のみを対象としますが、それでも急峻な切土斜面の測量には数日を要します。
これに対し、ドローンは1日で20ha程度を計測することができます。
3次元データで資源量を算出
ドローンレーザ測量や写真測量の成果は3次元データであり、資源量を正確に把握することができます。
前回と今回の計測結果を比較することで、一定期間に採取した資源量を把握することも可能です。
林業や砕石販売
現状と計画を比較し、今後に採取できる資源量を正確に予測することができます。
中長期的な事業計画に役立ちます。