レーザ測量

ドローンに搭載したレーザスキャナから秒間数万点のレーザを照射し、地表面に反射して戻ってきたレーザの時間差から、地形を計測する新しい測量技術です。上空からレーザを照射するため、一度のフライトで広い範囲を計測することができます。
森林や草原は上空から地表面がみえず、写真測量では地形を計測することができませんでした。
レーザスキャナは、障害物を通過して地表面に届いたデータのみを抽出し、森林や草原でも地形を計測することが可能です。
また、ドローンは低空を低速で飛行し、木々が多い茂っている場所があれば、集中してフライトすることができます。航空機を使用するレーザ測量に比べて、地表面に届くレーザが多いこともメリットのひとつです。
特徴・メリット
短時間で広範囲を測量することが可能
1日で20~40haを測量することができ、従来の地上測量に比べて、現場の作業時間を数十分の一に短縮することができます。
人力による作業が困難な傾斜地では、特に効果を発揮いたします。
高精度、高密度な点群データを取得
ドローンは航空機よりも低空を低速で飛行するため、地表面から戻ってくるレーザの点数が多く、その精度も高くなります。
人力で計測する地上測量に対しては、圧倒的に多くの点データを取得することができます。
危険作業を軽減
ドローンは普通車に積載することが可能で、1km以上離れた場所から操縦することができます。
崩壊地をはじめとする急峻な地形に立ち入る必要がありません。
また、航空機よりも小回りがきき、重要な場所を重点的に計測することも可能です。